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熱視線
『初恋』 続きポエム 雨竜独白
黒崎一護がいつの頃からか、僕を見ている。昨日も、今日も、恐らく明日も。
見つめるなんて生易しいものではなく、「叩っ斬る!」といった殺伐とした眼だ。
霊圧も不安定で鬱陶しい事この上無い。
話があるなら話し掛ければ良いだろうに、それもせず不機嫌そうに沈黙する。
そして、その頃から、井上さんの様子もおかしくなった。
それまでは黒崎を見つめる瞳は静かだが、ハートマークが霊圧から漏れてそうな勢いだったのが、ある日を境に翳りを帯びたそれに変わった。
何があったのか知る由もないが…こればっかりは、僕にはどうする事も出来ない。
原因は黒崎だろうから、二人の問題に僕が口を挟むべきではないし。
ただ、彼が僕を睨むのはどういった了見なんだ?
そしてその中に僅かに……僕に触れるような視線が混ざる。
それは髪だったり、指だったり、項だったり。
唇………だったりも…する。
問い質したいけど、聞いてはいけない応えが返って来そうで恐い。
霊圧のイメージから察するに、彼はどうも僕に触れたくて堪らないみたいだ。
霊圧が駄々漏れで丸分かりだ。そして、多分、井上さんも気付いてる筈。
彼女の隠しても隠し切れない切なさが伝わって来て…。
黒崎が黙すように自身も沈黙を守るより術が無く、そして僕はこの堂堂巡りに対し、途方に暮れる。
後書■妄想駄々漏れやん一護(笑)
気の強い雨竜が、「何なんだ君は!一体何が言いたいんだ!」…て怒鳴れないくらい、熱視線を頂いてるようです。まあきばりや。因みにタイトルは笑う所です。