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君無き世界(倉庫)

イチウリ妄想暴走日記へのご来訪、ありがとうございます^^

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連載かっ!!(笑)

昨日の補足説明のつもりが・・・・・終わらなかった^^;


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彼らが僕をここへ連れてきた経緯を知った時、その余りの馬鹿馬鹿しさに、不覚にも涙ぐんでしまった。

高貴な身分の3人の子息が賭けをした。
尸魂界の何処かに玻璃を落とし、それを拾った者を・・・・それが赤子でも老人でも、男だろうと女だろうと関係なく、一夜を契ること。
言われてみれば、確かにそれを拾った。
最初に見つけたのは井上さんだったが、彼女が拾うより早く僕が手に取った。
今思えば、彼女がそれに触れなくて本当に良かった。
それだけが救いだ。

そして、そんなつまらない理由から、僕は二度とみんなに会えなくなったのだ。

「決して粗相があってはならぬ。その責は貴様のみならず、広範囲に及ぶものと肝に銘じておくがよい」

ここへ来るまでに、王族特務の使者にそんな風に脅されていたので、抵抗も出来ない。
しかもその高貴なご子息は、僕を見て開口一番こう告げた。

「お前の隣にいた女の方が良かったのに、何で貴様があれを拾ったんだ?クソ忌々しい・・・・・」

『こっちの台詞だ!!!』

言い返したいけど、それは喉元で押し返す。

「まあでも賭けは賭けだ。目え瞑って穴に入れりゃ同じだろ・・・・こっちに来い」

人間扱いされてないな。
されたいとも思わないが、高貴なお方の口から出た下世話な言葉に、唇を引き結ぶ。

「・・・・どうした?早く来い」

命令が即座に実行される事に慣れきっているのか、僕が黙って突っ立っていると男は不思議そうに急かした。
今背中を向けて逃げ出したら、この男はどんな顔をするのだろう。
それをやると、一体何処までの広範囲とやらに迷惑をかける事になるのだろう。
勿論そんな真似は出来ないが、つい考えてしまう。
そういえば僕は、この男の名前すら知らない。
いつまでも動こうとしない僕に業を煮やしたか、ベッドに腰かけていた男は立ち上がり、つかつかと歩み寄って僕の腕をやや乱暴に掴んだ。
その腕を思わずはらうと、男は心底驚いた表情を浮かべた。

「・・・・・・・何だ?」

何だと言われても。
掴んだ腕をはらわれるというのがどういう意味か、本当に分からないのかこの雅な馬鹿は。

「俺を拒むのか?」

分かってるんじゃないか。

「俺は王位継承権第六王位だぞ?お前如き、俺に呼ばれるは最高の誉、男も女も喜んで俺に尽くすのが道理であるはず・・・・・」

僕の中にそんなウザい『道理』は無い!

「・・・・そんな風に、お前のような下々の者に睨みつけられたのは初めてだ。一体何なのだ?構わぬ、話す事を許す」

許す?絶対に何も語るなと言われてたんだけど、喋っていいのか?

「僭越ながら、僕・・・・私にはあなたがたの行いが間違っていると指摘せざるを得ません。賭けをなさるのは勝手だが、あなたがたの賭けの対象にされた私は迷惑千万」
「・・・・お前・・・・・」
「来たくもないこんな所に無理矢理連れられ、脅され、人としての尊厳も傷付けられた。王族の権威など知りもしない場所からやって来た私に、黙って王族に従えと言われても土台無理な話。私は誰の物でもない。私は私。私を自由にしていい権利など誰にも無い」

そこまでハッキリ言い切った後、第六王位様の顔が険しいものになり、僕は不味い事になったのだと悟った。




◆◇ああ!ダメだ!続きます!


本当は日記なのにこれ!日記詐欺!


 

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まだ続くらしいです王族ネタ

今この話にノリノリです ^p^


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黒崎一護がこちら側へ来て、既に一年が過ぎようとしている。
尸魂界に於いて王族の居住となるここは、瀞霊廷とは隔たった空間に有った。
雨竜が住まう王の後宮へは本来どのような仔細があろうとも、零番隊の一死神に過ぎない男の話など上るべくも無いのだが、一護の情報だけは何故か飛び交った。
それが何とも、黒崎一護とは思えないような噂話であるが。

「あの黒崎という名の死神、とうとう三席に昇格したらしいわよ」
「大変なスピード出世ね。ここに来てまだ一年でしょ?いいえ、それどころか・・・・あの死神、尸魂界に来てから、まだほんの100年と少ししか経ってないんでしょ?」
「赤子のようなものじゃない。事実は小説よりも奇なり・・・・ね」
「しかも、王の側近くの護衛を志願してるとか」
「それは・・・・そこまでは流石に無理でも、この後宮の護りくらいには就きそうよね勢いに乗って」
「まあ!そしたら私、ちょっと口説いてみようかしら・・・・・」
「およしなさいよ。私たちなら王族の子息を狙える位置にいるのに、何故わざわざランクを落とすの?」
「別に結婚しようってんじゃないわよ。遊びよ遊び♪」
「・・・・悪い顔になってるわよ」

何だかえらい言われ様に、雨竜は一護への同情を深めた。
ここでは王族が絶対であり、瀞霊廷から来た死神など鼻もひっかけては貰えない。
価値観がまるで違うのだ。
雨竜はレース編みの手を止め、溜息をひとつ吐く。

『王の側近くの護衛を志願』

雨竜が覚えている黒崎一護は出世には縁遠く、寧ろ始末書を書くのが日課になっていた様な男だ。
自分から向上志向をアピールするとは俄かには信じ難い。
しかし、オレンジ色の髪に同姓同名。恐らく当人に違いない。
会う事のなかった100年の間に、一体どのような心情の変化が彼の身に起こったのか・・・・・。

叶うものなら、会いたい。会って話をしたい。
でも、会えたとしても、以前のままでは無い。

一護の内からは既に石田の記憶は失われてしまった。
そう仕向けたのは雨竜だが、その時はまさか後になってこれほど切なく、悲しく、痛みを感じるとは思いも寄らなかったのだ。

ここに来て、自分は黒崎一護が好きだと気付いた。

「俺は石田に惚れてる。好きだ・・・・・」

昔、真剣な眼差しでそう一護に告げられた時は、迷惑としか感じなかったのに。

100年前・・・・他の男に触れられた途端、強い後悔が雨竜を苛んだ。

──こんな事になるなら、黒崎に抱かれておけば良かった!
あんなに僕を欲しがっていたあの男の手を、どうして自分は拒んでしまったんだ!
黒崎じゃなきゃ嫌だ!僕の首筋を貪る手も唇も、嫌悪以外の何ものにもならない・・・・・僕の全部を今黒崎にやりたい!!

だが、黒崎一護はもういない。二度と会う事は叶わない。

何もかも受け入れ耐えてみせる覚悟で赴いた雨竜の胸を、絶望が支配した。



◇◆書きたい所までなかなか行かないな^^;



∑いや!何か日記書こうよ!!

えと、今日は学習発表会でした^^
想像以上に人が多くて驚いた。今は父方、母方のおじいちゃん・おばあちゃんも来るからな・・・・・マジ人混み半端ねぇ。
本当はこれ書き上げる時間ないかなぁ・・・・と思ってたんだけど、UP出来て良かったです><

 

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