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「好き」を隠し持つ50の方法
恋が……突然にやって来る、一過性の麻疹みたいなものなら良かったのに。
石田雨竜を知る人間(死神を含む)なら、まず思いも寄らないだろう。
この僕が、よりによって、阿散井恋次を好きになるなんて…………。
この気持ちに最初に気付いた時、明日、槍の雨が降ったら自分の所為だと脈絡無く思った。気が動転の余り。
だって……あの赤い髪の刺青男の何処に、僕が好きになる要素がある?
本来、阿散井が同性である事よりも、死神を憎むという大前提がある。それを加味しても覆せない想いなら、誰かに惚れ薬でも盛られたのでない限り、どうする事も出来ないだろう。
恋は思案の外とは言うが、自分の中にこんな手強い感情が芽生えるなんて………原因を滅却出来たらどんなにか清々するのに。
そしてその原因が今日、尸魂界からのこのこと僕の所へやって来た。何でかムカツク。
好きなのに腹立たしいとはどういう事だ?恋の連立方程式も、滅却対象に入れておこう。
らしくもなく、ちょっとテンパってるかも知れない……考えてる事が支離滅裂だ。
「次はドラッグストアへ行こう。トイレットペーパーと洗剤が安いんだ。」
「まだ買うのかよ?スーパーで大量に買い込んだってーのに、これ以上持てねーぞ!」
「気合を入れれば大丈夫。そんなでかい図体して、見掛け倒しなのかい?」
「図体でかくたって、腕は2本しかねーっつの!…てコラ見掛け倒しって何だ!喧嘩売ってんのか?」
「今は売らないよ。荷物持ってもらわなきゃ。」
「……てめ…。」
阿散井は言葉ほど怒っていない。彼の生きてきた年数を考えれば子供もいいトコだが、やはり黒崎とかと比べると大人だ。いや比べる対象を間違えたか。
がらっぱちな風体だが阿散井は意外と気配りが出来、優しさを黙したまま見せる。
尸魂界では静かにモテているかも知れない。女性はそういう処、見逃さないから。
それにしても…彼が現世に来ると、確かに色々買いすぎてしまう。
何故なら最近、阿散井は浦原さん宅では無く、専らうちへ来るようになったからだ。
理由はおかわり自由だからだそうだ。自由にした覚えはないんだけど……。
たまに叩き出したくなるが、彼と一緒にいると……まあ、概ね嬉しいから良しとしよう。
誰かといて嬉しいっていうのは、皆が当り前のように持っている感情なのだろうか?
今までそれを知らなかった僕には、少し不思議な気がする。
諸々を買い揃えた後、二人で帰途に着く。
僕のアパートの部屋に上がると荷物を降ろし、阿散井はドカッと定位置に座った。
「ふー…。義骸ってのは狭っ苦しくていけねえ。」
「重かっただろ?有り難う。お茶でも淹れようか?」
「あー。構うな構うな。こんなのどうって事ねえ。」
結局増えた荷物も持ってくれた事への感謝の言葉を述べると、ぶっきらぼうな応えが返り、自然と阿散井に向けて笑みがこぼれてしまう。僕は滅多に笑うタイプじゃないのに。
こういうふとした拍子に、『ああ、僕は阿散井のこと、凄く凄く好きなんだなぁ……』 と思う。
この手の感情を自覚したのは初めてだが、早くに気付けて良かった。
阿散井への好意を、無防備に周囲に晒さずに済んだから。
「洗剤は洗濯機の横、トイレットペーパーは廊下の収納。で良かったよな?片しとくぞ?」
「あ、うん。頼むよ。」
強面に似合わず阿散井はマメだ。ちょっと笑えるほど。
以前、甲斐甲斐しい阿散井の姿を目撃した黒崎の率直な感想が……
「お前ら新婚夫婦みてえな?」
だった。僕と阿散井の二の腕に、見事な鳥肌が立った。
いや、阿散井のことは好きだけど、それとこれとは話が別で。
僕と阿散井とでは、どう頑張ったって男女のような関係にはならないし、なりたいとも思わない。
唇を重ねるとか、体を繋げるとか。
そういった欲求は、一般の高校生男子に比べると自分は淡白な気もするが、無い訳でもなく体の何処かに触れていたいとは思う。
指を絡めてみたい。肩にもたれて互いの体温を感じてみたい。
阿散井の胸に顔を埋めて、その鼓動を確かめたい。
男が男に感じるには、充分常軌を逸した行為になるだろう。
だからこの気持ちは、阿散井には絶対に知られたくない。
恋が、一過性の麻疹みたいなものなら良かったのに。それなら、治るのに。
直ぐに通り過ぎ、こんな想いも長く続いたりしないのに。
どうして僕は、こんなやっかいな恋を抱えてしまったんだろう。
阿散井が笑うと、心に優しい火が灯ったみたいに、僕を暖かくする。
視界を全て白で覆い尽くすような寒い日も、君さえ傍にいてくれれば、他には何も必要としなくなるくらい……切実に君が欲しいと思う。
君は死神だけど、僕は君を形作る全ての物を否定しない。受け入れる。
あるがままでいい。
僕は何も知らなかった。
自分の中でこんなにも失いたくない誰かが心の大部分を占め、知識としての想像を遥かに越えて切なく痛みも増やしながら、君を想う。そんなものの存在を。
阿散井と過ごすこんな穏やかな時間を無くしたくなくて、僕は必死で「好き」を秘める。
だから君は疑ってもいないよね。
虚と対峙する時は攻めの姿勢を崩さないのに、阿散井の前だと自分を守るのに精一杯で、本当の気持ちが見つからないように隠すのが上手くなる。
優しく響く君の声に返す僕の言葉は、吐きたくない嘘ばかりが積まれてゆく。
秘めた恋なら仕方無い。「好き」を隠し持つ50の方法を、僕は今日も実践する。
END
後書
乙女な雨竜を目指しました!目指すのは自由だ!でも謝っとく、済んっませんっしたー!!
うちはハッピーエンド絶対条件なので、この後、阿散井の方からあっさり告られたら笑える。
雨竜、散々悩んだ意味無し!(笑)それにしても一護はまた余計な事を…
はっぴーばれんたいんでぃとぅーゆー
generation gap 続き
「恋次くん!いつも石田くんの追っかけご苦労様です!はいこれ、あたしから!ハッピーバレンタインデートゥーユー!」
なんだそりゃ?まあくれるってんなら貰うけどよ。まさか毒なんざ入ってねーだろうし。
「おう、ありがとさん・・・・」
現世じゃ今日は、『ばれんたいん』ちゅー行事があるらしい。
何でも女が惚れた男にチョコレートを手渡し、交際を迫るというものだ。そう聞いてんだが・・・・・・井上織姫は俺の事が好きなのか?そうだったか??
「はい!こっちは石田くんの分!」
あ?
「ありがとう、井上さん」
ちょっと待て!
「これって好いた男にやるもんじゃねーのか?」
「あ、うん。それがメインなんだけどね。これは日頃お世話になってる殿方に、感謝の意を篭めて配る義理チョコなるものです」
井上の説明だと・・・・・・・付け届けみたいなもんか?ま、それなら納得だな。
ん?俺がいつ井上織姫の世話をしたんだ?よく分かんねー行事だぜ。
「恋次くんが甘いのと辛いの、どっちが好きか情報収集出来なかったので、両方楽しめるようアレンジしときました!」
辛い?チョコレートてのは普通甘いもんだろ。おかしな事を言いやがる。
「石田くんはもう、恋次くんにチョコレートあげたの?」
「はあ?何言ってんだ。何で俺が石田からチョコなんぞ貰わにゃならね・・・・・・・」
言い終わる前に石田のエルボーが俺の鳩尾に入る。いきなり何すんだてめ・・・・・・ちょっと効いたぞ今の。
「勿論、用意してあるよ。阿散井の奴煩くてさ、チョコくれなきゃお前を食らうみたいな顔されたら恐くって」
いつ!いつそんな顔したよ!!
しかし石田の面には、『話を合わせる気がないならせめて黙ってろ!』と書いてある。
「へえ~、そんな風に全っ然見えないのに。恋次くんてすごい情熱家さんなんだ」
見た通りだよ。
「阿散井、井上さんのチョコを預かるよ。死神の君が持ってるとチョコレートが宙に浮いて見える」
「おお?そうか」
「それじゃ、あたしと石田くんは教室に行くね?追っかけ、頑張ってね!」
追っかけとか言うなよ・・・・。
「ストーカー、頑張ってね!」
石田てめえ!井上の語尾を真似たって可愛かねーんだよ!クソむかつく!!
あ・・・・でも、笑ったな今。珍しいもん見た。その顔は、その、悪かねぇな・・・・・・・・。
「ん?悪かねえってのは何だ?」
フト引っ掛かりを覚えたが、ま、深く考えることでもねーだろ。
昼休みになり、俺は鍵の掛かった手芸部の部室に入り込む。
予め石田が置いといてくれた弁当を食うためだ。
5日ほど前。一応人気の無い所を選んで弁当を食ってたんだが、うっかり近隣の住人に目撃され、「弁当箱が宙に浮いてる!」ってんでえらい騒ぎになった。
かといって義骸だと、空座一高近辺をうろつく不審者として通報されるだろう。
難儀なもんだな現世ってのは。
まあ尸魂界だって、一護たちから見たら制約だらけなんだろうがな。
食い終わった弁当箱を片していると、石田の霊圧が急に全力疾走を始める。
慌てて伝令神機を探ると石田より数秒遅れて鳴り響く。虚だ。
「伝令神機より探知能力が上ってどんだけだよ!」
俺はすぐさま後を追ったが、一護は更に遅れて続く。ああ、そういやあいつは生身だったな。
たどり着いたのは人気の無い神社だった。
瞬歩でそう遅れを取らず追いついたが、虚はまだ一太刀もなく健在で、俺は斬魄刀を抜きながら石田の様子を霊圧ではなく目視した。
童女を庇っている。あれは魂魄か?
庇う対象がいるってのに、長距離向きの弧雀でそんだけ接近されたら不利だ。
「どいてろ!石田!」
取り合えず石田から虚を離すための一撃を出す。
向かい合っている虚と石田の間に蛇尾丸を振り下ろすと、当たる寸前に双方後ろへ飛び退る。よし、これで充分距離は取れた。俺はすかさずその間に立つ。
「───っぶないな!阿散井!直撃したら死ぬぞ!!」
「ほーう。お前はそんなのろまだったか?ちゃんと避けた癖に文句言うな。」
軽口を叩きながら虚の霊圧を探る。雑魚だが、妙な鱗粉を撒き散らしてやがる。
「阿散井気をつけろ!その虚は幻覚を見せる!」
「幻覚だあ・・・・・・・?」
そういう七面倒臭いのはやりづれぇんだよな・・・・ったく。
まあ不得手ではあるが、必ず倒す。死神だからな。
「咆えろ!蛇尾丸!」
これで仕留めるつもりだった。今までも数え切れない虚を一刀に伏した。
だが、俺はその寸前に蛇尾丸を引いた。
虚の姿がゆらりと揺れ、石田の形を模したからだ。
戦闘には慣れてる。霊圧で虚と判ってんだ・・・・・・・・普段ならそれくらいで躊躇しない。
だが俺はためらった。自殺行為だ。
「阿散井!」
一瞬の遅れが生死を分ける。だが虚の爪が俺の心臓を貫く前に、一護の斬月と石田の弧雀が虚を蹴散らした。
「何やってんだ恋次!らしくねえ!寝ぼけてんのかよ!」
一護の叱責が飛ぶが、正直俺はそれ所じゃなかった。
石田に向けて蛇尾丸を振るう・・・・可能性は0じゃ無い。監視がついてるぐらいだからな。
平より席官、席官より副隊長のほうが、見たくもねえ側面を見る事になる。
もし尸魂界から石田を殺すよう指示が来たら、俺はどうするんだ?
答えは、虚が模した石田の姿を見た時に出た。
────石田を連れて逃げる
護廷十三隊副隊長の俺が、一瞬でもそう思っちまった。いや、恐らくそうする。
ルキアの時でも、旅禍であったこいつらの存在がなければ、俺は何も出来ずじまいだった筈だ。石田に・・・・・あん時みたいな理不尽な死を与えたくねえ。
こいつは、そんな風に扱われていい奴じゃねーんだ・・・・・・・・・・。
「黒崎、こっちに来てくれ。」
石田が一護を呼ぶ。寄辺無い魂魄の幼子が、石田の腕に縋り付いている。
「何だよ石田」
「魂葬を頼む」
「あ?おう。まかせろ」
「黒崎、顔が恐い。女の子が怯えているじゃないか」
「平常時なんだよこれで!」
石田は優しい。そして純粋だ。こいつがもっと笑えたらいいのにと思う。
石田の笑顔は綺麗だった。
その優しく綺麗な笑顔に見送られ、魂魄は魂葬を終えた。
「あ!」
石田が突然声をあげる。何だ?
「どした?石田・・・・・あ?それ・・・・・・・・・」
一護が声をかけ覗き込むと、石田は制服の懐からひしゃげた箱を取り出した。
俺も直ぐ傍まで寄り、一護と一緒にそれを見た。
「これ、阿散井に渡そうと思ってたチョコレート・・・・・・ハート型に作ったから、多分中身は真っ二つだ」
あー・・・・・・昨日俺の目の前でハートに象ったチョコに、『恋次LOVE』とか書いて俺を憤慨させてたあれな。
昨日は「ゼッテー受け取らねーぞ!んなもん!」と跳ね除けたが・・・・・・・。
「・・・・寄越せよ、俺んだろ?味が変わる訳じゃねえ。」
「でも死覇装の裾に入れたら、この歪なチョコが宙を舞う事になるよ?」
「じゃ今食う!」
石田から奪い取り、俺はガサガサと包みを開けた。
中身は真っ二つっつーか、割りといい具合に粉々だった。食いやすい逆に。
しかも何だこれすげえ旨い!
俺がチョコを堪能してっと、横から一護が断りもなく一口かっぱらった。
「おお!これまさか手作りか?旨いわ、石田!めっちゃ旨ェ!」
一護が喜色満面、更にチョコレートにありつこうとする。
「こりゃ俺んだ!ふざけんな!おめーならどうせ井上辺りから貰ってんだろうが!そっちを食え!!」
「昼休みにそれを食わされたから、口直ししてーんじゃねえか!!」
はあ?何言ってんだか分かんねーけど、誰がやるか!
「一口食べたとこで、虚が出たんだよね。残りは帰ってから食べなよ黒崎」
苦笑しながら石田が言うと、一護が苦虫を噛み潰したような顔になる。
「・・・・・・・もっかい虚出ねえかな。」
何か不謹慎な事ほざいてやがんな、一護の奴。
「黒崎、もう午後の授業開始には間に合わないけど、急ごう。だいたい君、日直だろ?」
「あああっ!ヤベ!」
一護が見る間にいなくなったが、日直とやらに間に合ったかどうかは定かじゃねえ。
「・・・・・・・・・・・・井上織姫は、俺に何か恨みでもあんのか?」
授業を終えた石田と帰途につき、井上から貰ったチョコレートを開いて見た、俺の開口一番がそれだ。
だが石田はそっけなく否定する。
「無いと思うよ?」
「や・・・・・・しかしこれチョコっつーより、暴力だろ?」
チョコレートに混ぜ込まれた色取り取りのあれこれが、全てカウンターパンチだ。
梅干入りのチョコレートなんぞ、世界で初めて食うんじゃねーか?俺。
「大丈夫だよ、全部食材じゃないか。余りの不味さに死ぬ人なんて滅多にいないよ?」
滅多にって何だ?!歴史上存在したのかよ!!
「黒崎のチョコには、山葵と明太子が入ってたらしいよ?君のチョコといい勝負だね」
「味見しろ!井上織姫!」
「味見してこれなんだけど?」
「・・・・・・・・・・・してんのか?」
「そう」
味見してこれなら、この悪魔みたいなチョコレートには善意しか入ってねえんだな。
ある意味恐ェよ。
「・・・・・・・石田のチョコには何が入ってたんだ?」
「僕?アーモンド」
「?それだけか??」
「うん。事前にトッピングはアーモンドだけにしてって、お願いしといたから」
石田はそういうトコ、要領いいよな。普段は不器用な部分も多い癖に。
「何かでっかく黄色い文字で『義理』とか書いてあっけど、この黄色いのなんだ?」
「マスタードかな?」
「マスタード?」
「西洋からしの事だよ」
辛いのコレか!!洒落なんねえよ!!いや洒落じゃねーのか!?
俺は辛いのは苦手なんだよ・・・・・・・・。
「阿散井、辛いのが嫌なら文字だけ拭き取ったらどうだい?チョコも粉々に砕いて食べられそうな所だけ食べなよ。井上さんには全部食べた事にしといてあげるから」
「ああ?お前は井上に甘いな。一護もだ。口に合わないなら本人にちゃんと言った方が、井上の為だぞ?」
「・・・・うん。そうなんだけど。本人の一生懸命な姿を知ってるし、彼女、美味しいと思ってるだけに・・・・・・説明するのも難しくて。て言うか、そんなのとっくに女子が指摘してるし」
味の見解の相違ってやつか?確かにそいつはどうにもならねえな。
「それに食べられる物を捨てる行為が、生理的に嫌なんだ」
そいつは単に貧乏性だろう・・・・・・・・。
石田について、この二週間に一緒の時間を過ごして感じたのが、とにかく質素だという事だ。爪に火を灯すまでは行かなくとも、それに近い生活をしている。
同じ歳の一護がコンビニで買い食いしたり、漫画本を買ったり、新譜がどうのと話してたりするのが、現世では普通の学生の姿だ。
まあ石田の倹しい生活も、俺のガキの頃に比べりゃマシだがな。
同情はねえな。なら何で俺は今日、こいつの形をした虚をぶった切れなかった?
俺は死神だ。そんな甘さは持ち合わせていないし、実際似たような戦いもいくつかあった。
慣れていた筈だった。
だのに・・・・例え紛い物と分かっていても、こいつが苦しむのを見たくなかったのか?俺は・・・・・。
けれど俺と石田の間に、そこまで強い繋がりはないだろう。
石田が言い出したみたいに、惚れ薬でも飲んで、こいつのことを好きにでもならない限り。
だが、何処かに予感はあった。
捕らわれて、焦がれて、会いたくて苦しくて・・・・・・・・・・奪い尽くしたい。
────そんな予感が。
──はう!終わりです!──
後書
いやつーか!ええっ?タイトルの文字躍ってんのに、内容は所々シリアス?いいのかこんなで?