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もうここまで来たら何かタイトル付けようかと思ったんですけど、何も思い付きません。
『Reason』 とかでいいかなぁ?(テキトーですんません)
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曇天の霊圧を鬱陶しく周囲に放ちながら、一護が本日何度目・・・いや、何十回目かも知れない溜息を吐いた。
見た目はただの気落ちしてる男にしか見えないが、霊圧がジメジメというかウジウジというか。
その姿は男勝り過ぎる二人の侍女の怒りを当然ながら買った。
「うああ!梅雨時期の風呂のカビに匹敵するそのウザい霊圧、どうにかしなさいよ!!」
ある意味雨竜より容赦のない怒号が一護に叩きつけられる。
「ションボリしてて可愛気があるのは、あたしらみたいな超絶美少女か子供くらいよ!」
「でかい図体して体を丸めて座ってんじゃないわよ!」
「少女って・・・・あんたら、俺よか大分年上・・・・・」
楓の右ストレートが避ける間もなく、一護の顔面にヒットした。
「な!殴るこたねーだろ!!」
「あんたね、雨竜様のお姿が見えなくなっただけで、何でそこまで落ち込まなきゃならない訳?」
「別に、落ち込んでなんか・・・・」
「落ち込んでるでしょうが明らかに!知ってた事じゃない・・・・雨竜様が誰のものなのか」
答えようとしたが、一護はうまく声が出せずに結局黙り込む。
今宵、後宮へ王の渡りがあり、一護は王専属の側近に掃われた。
勿論、理解はしていたつもりだった。
「・・・・・王はお優しい方よ?雨竜様にとって悪い事など、何もなさらないわ」
「だろう事は知ってる。でも、雨竜様がここにいるのは雨竜様の意思じゃねえだろ?」
撫子の言葉に納得出来ず、どうにもならない事を口にする一護を子供と言い捨てるのは容易いが。
「雨竜様はまだお若いわ。ちょっと複雑な経緯でこちらにいらしたけれど、皇女様や貴族の姫君とは違い、寧ろ自由が利くご身分ですもの。その内・・・・・」
「その内、次の王位を戴いた新しい王が、雨竜様をそのまま寵愛なさるかもな」
撫子の言葉を皮肉って、一護はそう続けた。
先日の傍若無人皇子の態度をまともに受け取ると、そういう事態も有り得るのだ。
「よくは分かんねーけど、あれってさ、一回正室になっちまったら、一生もんなんじゃねーの?」
「・・・・・ご身分からしても、雨竜様は正室にはなれないわ。でも、前例が無い訳ではないの。難しいところね」
「あの皇子には前例とか関係ないだろ。無けりゃ自分で作りそうな勢いだったぞ」
誰も反論も無く、また鬱々とし始めた死神の子供を見やり、今度は撫子が一護の後ろ頭をはたいた。
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「あれがまた迷惑を掛けたそうだな」
白い顎髭を撫でながら、王は静かに雨竜へと声を掛けた。
緊張の余り、碧茶を煎れる雨竜の手が震える。
ここで王への返答を違えると、誰かの首が飛ぶかも知れない。
以前撫子が言ったように、文字通りの『首が飛ぶ』だ。
「その様な事はありません。魂雷命皇子は、私の気を紛らわせようとして下さっているのです。まめやかにお運び戴き、有り難く存じます」
自分で言ってて歯が浮く。
「あれがのぅ・・・・ほうほう。そう収めたいのであればそれで良い」
あの王太子、本音を言えばギャフンと言わせてやりたい所だが、そうもいかない。
下手を打つと王位が変わる。
王位が変わるという事は、その王位に就いた側と廃太子された側の正室、側室、子供、一族、それに仕える者たちの運命が大きく左右されるという事だ。
その数は余りにも多く、そんな大勢の命運を自分の一言で変えてしまうなど、雨竜にしてみれば冗談ではなかった。
だから当たり障り無く収める。
広範囲に及ぶ多大な迷惑とやらも、今なら理解出来た。
「まあ、その話はよい。雨竜、近う寄れ」
「・・・・・はい」
「夜は長い。今宵も何ぞ、朕の為に良うしてくれぬか?」
「・・・・御意にござります。王に尽くすは望外の幸せ・・・・」
ほんの一夜。
だが今宵は雨竜と一護にとって、今まで感じた事がないほどの、長い夜となった。
◆◇この辺省いてもよかったんだけど・・・・書いちゃったな。
日記日記日記。
何か無いかな?
あ、じゃあ一雨の新しい妄想を・・・・・・て!日記じゃねえよそれ!!
うう~~ん、ネタがたくさん溜まって来たんだけど、書き留めておかないから端から忘れてしまう ^p^
マジ忘れた。思い出せない。まあまた思いつくからいいっちゃいいんですけど、ちょっと気になる(笑)
しかしものすご久々にUPしたなぁ ^^;