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◇◆このネタいつ終わるんだろう・・・・・
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この100年と少し。
王族がおわすここは、表面上は穏やかで何事も無く映るが、水面下では不穏な動きが活発だったりする。
例えば黒崎が阻止した王印の襲撃。
あれには多方面からの色々な思惑が交差する。
僕の側から離れないという仕事を退屈そうにしている死神をここの警備に就けたのも、僕の立場も全くの無関係になりはしないからなのだろう。
後宮へ上がる時に滅却師十字は没収されてしまったので、身を守るのに正直素手では心許ない。
守られるのは性に合わないが、今の自分に出来るのは身を潜める事くらいだから、大人しくしてるが得策だ。
「何、編んでるんスか?」
王族への遜りなぞ何処へやら。
ここに来て半月と持たなかった黒崎の謙譲語は、見事に崩壊した。
「これ?セーターだけど」
「誰の・・・・・ですか?」
「別に誰って事は無いけど、欲しいの?」
「え!?いや、いっすよ!遠慮しときます!!」
何を勢いよく手を振って断ってんだ。慌て過ぎだろ。
僕への接し方が未だ掴めない黒崎は、会話の中でよくしどろもどろになる。
タメで男だけど、王の側室。
どう扱っていいのか分からないんだろうな・・・・黒崎にしてはまだ頑張ってる方と言えるかも知れない。
「何か飲むかい?」
「いや!いいっス!」
「レモネードなら直ぐ出来るけど」
「いえ!あの・・・・」
「コーラの方がいい?」
「何で後宮にコーラ?!」
「ホットチョコレートは?好き?」
「・・・・・・・・その、頂きます」
黒崎のチョコレート好きは今も変わらないのかな?
それとも会話を諦めたのか。
高級素材を惜しげもなく使い、ホットチョコレートを作る。
100年経ってもこの贅沢にはなかなか慣れない。
僕自身にはレモネードを淹れ、給湯室(?)の白いテーブルに二人、差し向かい合って座った。
給湯室と言っても、現世の会社のOLの溜まり場とは違い、30畳ほどの広さがあった。
「お、美味い」
思わず漏れた黒崎の素の言葉に、久しぶりに彼の見慣れた表情を拝んだ気がした。
「あの・・・・・」
「何だい?」
「楓さんと撫子さんは?」
「非番だよ。今日は一日ショッピングとか言ってた」
「・・・・・・・・はあ」
「君にも休みの日はあるだろ?」
「まあ一応」
「そういえば・・・・君、ここに来てから毎日僕といるな?うっかりしてたけど、休める時にちゃんと休まないといけないよ」
「休んでます」
「本当に?普段着を着てる姿を見た事ないけど・・・・」
「俺の死覇装は霊圧の一部なんで」
そうだったな、忘れてた。
「でも着替えは可能だろ?」
「まあ、可能です」
「浴衣でも仕立てようか?」
「・・・・えっと?」
「君に浴衣を縫ってあげようかと訊いてるんだ」
「いや俺・・・・私は・・・」
「もう俺でいいよ。同じ歳なんだから、二人きりの時くらい普通に話せば?」
「・・・・・・いいのか?」
「うん」
黒崎が嬉しそうに笑った。
ここへ来て初めて見せた笑顔だ。
一気に肩の力が抜けたみたいで、昔のような懐かしい横柄な態度が逆に僕には落ち着く。
「不思議なんだけどさ、何で後宮の警備は俺一人なんだ?」
「ここの侍女50人は、護衛も兼ねてるからじゃないか?」
「確かに強そうだけど、お前を護るにはもうちょい頭数が足んねーと思うけど」
早くも『お前』呼ばわりか。
順応速度も超速なんだな(笑)
「側室が100人もいた頃とは違い、今は僕だけだからね。そんな大げさな警護は必要ないだろう。僕に大きな後ろ盾があって、後宮内で力を持つというのならまだしも・・・・」
そう、何の後ろ盾も無いただの側室一人、そっとしておいて欲しいのに・・・・・何故だかそうもいかないらしい。
楓と撫子も王印が襲撃されてから、かなりピリピリしている。
黒崎への警戒も、未だ彼女らの中で解かれてはいないだろう。
恐らく今も何処かで僕と黒崎を見張ってる筈だ。
「大丈夫だ」
「え?」
「雨竜様は、俺が護るから」
別に自分の心配はした事ないけど・・・・。
「頼りにしてるよ」
現世にいた頃も、尸魂界に来て犬吊で暮らした二年でも、黒崎に言った事のない言葉だった。
昔は黒崎の「お前は弱いんだから俺が護ってやんねえとな」と言わんばかりの態度が不愉快だったが、今は仕事なのだと思えばさほど抵抗は無い。
「ああ、護る」
黒崎はもう一度、力強くそう告げた。
まだまだ続く・・・
◆◇日記・・・・何か無いかな?
風邪とか寒いとか眠いとかの他に何かないのか?
snowの24時間は妄想のみか??
あ!今日イチウリの夢見ました!!(ゲームのし過ぎか?)
何か面白くてこれ小説書こうとか興奮してたのに・・・・・・・綺麗さっぱり忘れた^p^
何で夢って起きた時は覚えてんのに、直ぐ内容忘れちゃうんだろな。